Analytics 検索ポートレット テンプレート - 基本設定

Analytics 検索ポートレットには、ポータル内での上位検索がレポートされます。ポータル検索では大文字小文字を区別しないため、すべての検索は大文字に変換、表示されます。レポートは、ランク、検索語句、放棄検索総数、放棄検索割合などによって並べ替えることができます。放棄検索というのは、最終的にドキュメントが表示されなかった検索のことです。

注意:表形式レポートでは、最大 1000 個までのデータ ポイントを表示します。なお、レポート データを Excel にエクスポートした場合、レポートにはすべてのデータ ポイントが含まれます。

表示オプション

このコンソール ページのデータは、表形式でのみ表示することができます。返される検索語句の数を設定することができます。

[結果なしのみ] を選択するのは、結果を返さなかった上位検索語を表示する場合だけにしてください。

フィルタ オプション

以下のようなプロパティによってレポートにフィルタをかけることができます。

フィルタ タイプ

説明

日付範囲

日付範囲を条件にしてデータにフィルタをかけることができます。

[日付範囲を指定] を選択すると、開始日および終了日を選択することができます。

認証元

認証元を条件にしてデータにフィルタをかけることができます。

ユーザー プロパティ

ポータルで定義されたユーザー プロパティを条件にしてデータにフィルタをかけることができます。プロパティを指定した後で、[次を含む]/[次を含まない]、フィルタをかけたいプロパティ値を選択します。

レポート オプション

レポート表示の表題を入力し、ユーザーにカスタマイズ日付範囲の指定を許可するかどうかを指定します。

Analytics ポートレットへのアクセスを管理する

Analytics レポートは、限られた管理ユーザー(キャパシティ プランニング、QoS 分析、ROIROI 分析、検索機能のカスタマイズなどの特定業務に従事)に使用率メトリクスを提示するためのものです。

Analytics コンソールおよびポートレット レポートに含まれる使用率データは、エンタープライズ ポータルの分析に役立ちますが、ポータル ユーザーのプライバシーを侵害すると考えられる場合があります。たとえば、検索レポート、ドキュメント レポート、コミュニティ レポート、ポートレット レポートは、いくつかのユーザー プロパティ(メールアドレス、姓、名など)を基に、特定のユーザーのアクティビティ メトリクスを表示するよう設定することができます。

Analytics レポートを発行する前に、セキュリティおよびプライバシーを保護するため以下を行ってください。

1. Analytics コンソールおよびポートレット テンプレートへの管理アクセスを管理します。

限られた数の管理ユーザーのみが Analytics コンソール コミュニティをマイ コミュニティに追加したり、Analytics ポートレット テンプレートに基づいてポートレットを作成したりすることができるように、新しい管理グループを作成し、グループ メンバーを適宜に管理します。この管理グループのメンバーには、Analytics コンソール コミュニティに対する読み取りアクセス権と、ポートレット テンプレートを含む Admin Objects ディレクトリに対する選択アクセス権が必要です。

2. Analytics コンソール データへの、管理ユーザー以外のユーザーのアクセスを管理します。

管理ユーザー以外のユーザーがマイ コミュニティに Analytics コンソールを追加することを許可している場合には、Analytics Administration の中で、コンソールのセキュリティを設定します。詳細については、セキュリティの設定を参照してください。

3. Analytics ポートレットへのユーザー アクセスを管理します。

ポートレットを作成するときに、特に必要がなければプライバシーに関わるデータを含まないメトリクスを構成します。プライバシーに関わるデータがレポートのメトリクスに含まれる場合は、適切な指定ユーザーのみがこのポートレットへの選択アクセス権を持ち、このポートレットをマイ ページに追加できるようにセキュリティを設定します。

4. ゲスト ユーザーは Analytics ポートレットをマイ ページに決して追加できないようにします。

ポートレット テンプレートからポートレットを作成する方法については、『Administrator Guide for Oracle WebCenter Interaction』を参照してください。

管理グループを作成する方法や、ユーザー アクセスとゲスト アクセスを管理する方法については、『Administrator Guide for Oracle WebCenter Interaction』を参照してください。