Analytics ポートレット使用率ポートレット テンプレート - 基本設定

Analytics ポートレット使用率ポートレットでは、ポートレットあたりの使用回数がレポートされます。使用回数は、リンクの選択やボタンのクリックなど、サーバーへの要求が生じた場合のユーザー アクティビティとして定義されます。以下のセクションでは、属性を設定してレポートをカスタマイズする方法について説明します。

注意:読みやすくするため、グラフには最初の時間位置から最大 25 個のデータ ポイントが表示されます。たとえば、期間 3 日の棒グラフ レポートを設定して時間単位でグループ化すると、データ ポイントが 72 個になるため、棒グラフには最初の 25 時間だけが表示されます。表形式レポートでは、最大 1000 個までのデータ ポイントを表示します。なお、レポート データを Excel にエクスポートした場合、レポートにはすべてのデータ ポイントが含まれます。

表示オプション

これらの設定を使用すると、表示形式を指定し、レポートに表示するポートレットを選択することができます。

レポートは次の形式で表示することができます:

次のポートレット セットを選択するか、独自のカスタム セットを指定することができます。  
 

選択内容

説明

上位ポートレット

使用回数が最も多かったポートレットが表示されます。表示するポートレットを指定することができます(上位 5、10、15 または 20 )。

下位ポートレット

使用回数が最も少なかったポートレットが表示されます。表示するポートレットを指定することができます(下位 5、10、15 または 20 )。このレポートには、使用されなかったポートレットは含まれません。

すべてのポートレット

すべてのポートレットを表示します。表形式の場合のみ選択できます。

ポートレットを指定

特定のポートレットまたは複数のポートレットに対する使用率メトリクスを表示します。このオプションを選択した場合、[参照] をクリックして表示したいポートレットを選択します。

コミュニティを指定

特定のコミュニティまたは複数のコミュニティ内のすべてのポートレットに対する使用率メトリクスを表示します。このオプションを選択した場合、[参照] をクリックして、表示したいポートレット使用率メトリクスのコミュニティを選択します。


次のメトリクスを指定できます。
 

オプション

説明

アクティビティ

フィルタをかけた期間中に選択されたポートレットの使用アクティビティを表示します。

ユーザー数

フィルタをかけた期間中に選択されたポートレットのユニーク ユーザー数を表示します。

フィルタ オプション

以下のようなプロパティによってレポートにフィルタをかけることができます。

フィルタ タイプ

説明

日付範囲

日付範囲を条件にしてデータにフィルタをかけることができます。

[日付範囲を指定] を選択すると、開始日および終了日を選択することができます。

認証元

認証元を条件にしてデータにフィルタをかけることができます。

ユーザー プロパティ

ポータルで定義されたユーザー プロパティを条件にしてデータにフィルタをかけることができます。プロパティを指定した後で、[次を含む]/[次を含まない]、フィルタをかけたいプロパティ値を選択します。

グループ オプション

複数のポートレットを選択すると、データはポートレット名によって自動的にグループ化されます。また、レポートされたデータを以下の属性に基づいてグループ化することができます。

プロパティ

説明

時間間隔

このオプションでは、選択された時間間隔によってデータがグループ化されます。折れ線グラフでは、選択されたパラメータによる時間間隔グループが必要です。

ユーザー プロパティ

このオプションでは、選択されたユーザー プロパティによってデータがグループ化されます。ユーザーは、ユーザー プロファイルのプロパティ値によってグループ化されます。

注意:折れ線グラフは 2 次元であるため、2 個の属性でグループ化することができます。棒グラフおよび円グラフは 1 次元であるため、1 個の属性でのみグループ化することができます。属性にはポートレットの選択およびグループ オプションが含まれます。したがって、1 個のポートレットと折れ線グラフが選択された場合は、2 個の [グループ条件] オプションを使用できます。複数のポートレットと折れ線グラフが選択された場合、使用できるのは 1 個の [グループ条件] オプションだけです。複数のポートレットと棒グラフまたは円グラフが選択された場合は、[グループ条件] オプションを使用することはできません。表形式には複数のメトリクスおよび複数のポートレットが含まれますが、[グループ条件] オプションは最大 1 個までです。

レポート オプション

レポート表示の表題を入力し、ユーザーにカスタマイズ日付範囲の指定を許可するかどうかを指定します。

Analytics ポートレットへのアクセスを管理する

Analytics レポートは、限られた管理ユーザー(キャパシティ プランニング、QoS 分析、ROIROI 分析、検索機能のカスタマイズなどの特定業務に従事)に使用率メトリクスを提示するためのものです。

Analytics コンソールおよびポートレット レポートに含まれる使用率データは、エンタープライズ ポータルの分析に役立ちますが、ポータル ユーザーのプライバシーを侵害すると考えられる場合があります。たとえば、検索レポート、ドキュメント レポート、コミュニティ レポート、ポートレット レポートは、いくつかのユーザー プロパティ(メールアドレス、姓、名など)を基に、特定のユーザーのアクティビティ メトリクスを表示するよう設定することができます。

Analytics レポートを発行する前に、セキュリティおよびプライバシーを保護するため以下を行ってください。

1. Analytics コンソールおよびポートレット テンプレートへの管理アクセスを管理します。

限られた数の管理ユーザーのみが Analytics コンソール コミュニティをマイ コミュニティに追加したり、Analytics ポートレット テンプレートに基づいてポートレットを作成したりすることができるように、新しい管理グループを作成し、グループ メンバーを適宜に管理します。この管理グループのメンバーには、Analytics コンソール コミュニティに対する読み取りアクセス権と、ポートレット テンプレートを含む Admin Objects ディレクトリに対する選択アクセス権が必要です。

2. Analytics コンソール データへの、管理ユーザー以外のユーザーのアクセスを管理します。

管理ユーザー以外のユーザーがマイ コミュニティに Analytics コンソールを追加することを許可している場合には、Analytics Administration の中で、コンソールのセキュリティを設定します。詳細については、セキュリティの設定を参照してください。

3. Analytics ポートレットへのユーザー アクセスを管理します。

ポートレットを作成するときに、特に必要がなければプライバシーに関わるデータを含まないメトリクスを構成します。プライバシーに関わるデータがレポートのメトリクスに含まれる場合は、適切な指定ユーザーのみがこのポートレットへの選択アクセス権を持ち、このポートレットをマイ ページに追加できるようにセキュリティを設定します。

4. ゲスト ユーザーは Analytics ポートレットをマイ ページに決して追加できないようにします。

ポートレット テンプレートからポートレットを作成する方法については、『Administrator Guide for Oracle WebCenter Interaction』を参照してください。

管理グループを作成する方法や、ユーザー アクセスとゲスト アクセスを管理する方法については、『Administrator Guide for Oracle WebCenter Interaction』を参照してください。